次男
次男は自閉症だ。今、年中に通っていて、長男とは少し年が離れている。
今年の夏に自閉症という診断が下された。
正直戸惑いもしたし、悲しい思いもした。
自閉症にも症状はさまざまあるらしく、次男がどこの何に当てはまるのかまだきちんとは把握できていない状態だ。
ただ言葉が遅いのが問題で、会話が上手く成り立たないのだ。
今日は園で何をした?と問うても何をしたかの答えは得られない状態だ。
夏から療育に通うようになった。
言語聴覚士の先生と作業療法士の先生から二週間に一度ずつ一時間ほど遊び感覚でどこが苦手なのかをさぐりつつ、解決できる方法を伝授してもらうという感じだ。
まず自閉症児は助けを求める事が苦手らしく、分からない事ができても「どうやるの?」「手伝って」「教えて」などヘルプサインが出せないのだそうだ。
確かに次男は出来なかった。
でも療育のせいか、最近では上手く言えるようになって来た。
言葉も増えてきて自分の気持ちを言う事も増えてきた。
最近は会話も成り立ってきた。それが療育によるものなのか、彼のそういう時期が単に遅かったせいかはわからない。
どちらにしても親としては喜ばしい限りだ。
最近ではテレビでおいしそうなものが出ると「あれ食べたい」「これ食べたい」面白そうなものが出ると「あそこに行ってみたい」「あんなのやってみたい」と好奇心旺盛だ。
だからなるべくやらせてやりたいし行かせてみたいし、食べさせてやりたい。
幸い次男はパニックを起こさない感じの自閉症だ。(本当は心の中でパニックになっているのかもしれないけれど)
あと長男と同じで人見知りが全くないので、どこに行っても何をしても楽しめる。だからいろんなことにチャレンジさせてやりたいなぁ。
5才になってやっとだが彼は前進しているように見える。
しかもかなりのハイスピードで今までの分を取り戻すべくグイグイ成長している。
去年はあんまりピンと来ていなかった誕生日の概念もきっちり理解してとっても楽しみにしていた。
彼の中は今、大改革が起こっているのだろうなぁ。
それを眺めていて、日々面白い。このまま突き進んで欲しい。