三男

三男は小さい。
それには理由があって低体重児よりも小さい極低体重児として生まれたからだ。
たった1000gちょっとで生まれてきた。
私は長男の時から早産体質で、正産期は36週からだが、長男は34週、次男は33週、三男は28週という早さで生んでしまっている。申し訳ない限りだが、いくら安静にしても入院しても点滴打っても破水してしまったり、陣痛が来てしまったりしてしまうのだ。
ちなみに一番長い事入院して安静に安静を保った長女は34週であった。私のお腹の限界は2000gちょっとという事か・・・
さて三男の話に戻るが、三男は次男出産後すぐに妊娠してしまった子だ。そのうえ早産児なので、次男との年の差はわずか9ヶ月。こんなに年の近い兄弟も早々いないのではないだろうか・・・
幸い学年が違うから、お兄ちゃんと弟として分けることが出来る。
三男はちょっとだけ恐がりできちんとした事が好きな男の子だ。
おしゃべりも大好きで、甘えるのが上手だ。
園でもいつの間にか先生の膝の上に座っているようなちゃっかりした部分も持っている。
何故かお豆が大好きで、おやつの締めは必ずピーナッツだ。
ただただ不憫なのは体系で、胸囲より頭囲が大きいのだ。だからこけやすい。
ちょっと前も園でこけて額に傷が出来てしまった。
先日もこけて、おでこに大きなたんこぶが出来てしまった。怪我が絶えない状態だ。
少し恥ずかしがり屋で、たまに心の整理が上手くつかず、ギャンギャン泣き喚く。
私の中で彼は小さくて不憫なしっかり者の末っ子というイメージだ。
実際は末っ子ではないのだが・・・

体が小さくて、一つしたの学年と間違われそうなほど小さい彼だが、今年はすでに5センチ以上も身長が伸びた。
これからもぐんぐん伸びていくんだろうなぁ。
三男に身長を抜かれる時が一番感激しちゃうのかなぁ。
子供の成長は楽しみだ。苦労も多いだろうけど、出来るようになる事、理解できる事が増えていく不思議な感覚がもうしばらく堪能できるなぁ。
ちょっと前までみんな赤ちゃんだったのに。
何となく不思議な感じ。